薮から棒に恐縮ですが、
2014年のドル円(USD/JPY)相場をチックラ予想して、
「西ヤンの2014年のドル円相場の予測レポート」
なんてチャレンジブルなレポートをシコシコ作ってみました。
ただ、為替の予想をするにしても、
「将来どうなるのか?」
という部分に注視しがちですがそれは随分と片手落ちで、
これを知るためには「過去の歴史」と「現在の状況」を
よく知っておくべきだと私は思っています。
したがって、この西ヤンレポートは、
「過去」から「現在」、
そして「未来」という「導線」を重視しながら作っています。
それから、レポートの最初に、
イラん「前フリ(プロローグ)」がありますが、
「西ヤンの前フリは、いちいちウザい。」
と、百点満点なお考えをお持ちの方は、
「プロローグ」部分はキレいに読み飛ばしてしまってください。
その行動、正解です。
●追伸
レポート内にも書いていますが、
日銀の黒田総裁の例の金融緩和によって、
2013年4月時点に「138兆円」であった日本のお金の量は、
2014年末には「270兆円」まで「倍増」させる予定です。
それまで存在したお金が、
わずか1年の間で倍になるのです。
普通に考えたら、もはや異常事態。
金融緩和というのは、
要は、紙幣を刷って市場にバラまく訳ですが、
受け皿は銀行な訳で、
その紙幣が果たしてキチンと「実需筋」に回るのか、
あるいは「投機筋」に回ってしまうのか。
一方で米国は3,000兆円を上回るとも言われている巨額の負債を抱え、
2013年の10月には、米国債の返済期限を迎え、
すったもんだの末に予定調和で債務不履行を回避しましたが、
普通に考えたら、
今後も予想される予定調和を繰り返している内に、
米国の負債はもっともっと拡大していくと思われます。
こんなごまかしの延命工作が通用しなくなってしまったとき、
果たして米国はどうなってしまうのか。
更に、不動産バブル真っ盛りの中国。
北京の都市部のマンション価格は急上昇する一方で、
地方都市では、誰も住まない巨大な公団住宅が出現しています。
中国は日本と違って、お金を刷っても土地が大きいので、
不動産にお金がどんどん流れていったとしても、
中国全体でみれば不動産価格は上がりにくいと言われています。
だからこその潜在的な不動産バブル。
さあ、隣の大国はどうなってしまうのか。
もちろん、ギリシャ、イタリア、スペイン等、
ユーロ圏諸国のデフォルトの可能性も十分にあります。
うーん。
円もドルもユーロも元も、
どの通貨を持っていれば良いのか本当に迷います。
少なくとも分散しておいた方が良いと思いますが、
この辺の話も今後の「西ヤンレポート」でお伝えしていきます。
2014年は、世界経済が
ひとつの節目を迎えるのかもしれません。